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組織に縛られることを嫌う一匹狼の天才外科医と子どものころからのトラウマをかかえる女刑事とが運命的に出会い、過去と現在に横たわる隠された真実を解き明かしていく本格ミステリー。大学病院の旧態依然としたシステムに嫌気がさしていた外科医の都倉隆(織田裕二)は、超一流の腕前を事務長の安藤浩(石黒賢)に認められて泉田病院にヘッドハンティングされる。着任早々、刑事の水澤由希子(松雪泰子)によって胸を撃たれ、重傷を負った指名手配中の強盗殺人犯のオペに執刀して、その実力を証明してみせた都倉。時を同じくして、院長である泉田(長塚京三)の長男・俊介(阿部寛)がニューヨークから帰国する。
『振り返れば奴がいる』以来、10年ぶりに医者役を演じた織田裕二が、主人公の内面の闇の部分をこだわった演技で見せている。ドラマティックを旨とするゆえか、都合のいい展開に引っかかるところも多々あるが、大病院物にふさわしいオールスターキャストが繰り広げる息詰まる演技合戦は見ものだ。(麻生結一)
レビュー
プロデューサー: 伊佐野英樹/瀬戸口克陽 演出: 若松節朗/福澤克雄 脚本: 福田靖 音楽: 住友紀人 出演: 織田裕二/松雪泰子/阿部寛/田中美里/渡辺いっけい/石黒賢/長塚京三
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)